おにぎり山

こころおきなく長文で

神奈川県民ホールエレファントカシマシのライブを見てきた。すごい元気でびっくり。良い曲だとか歌がうまい、すごい声とかホメるべきところはたくさんあるけれど、同年としては、三時間も!演奏を!歌を!続けていることが、まずスゴイ。この年代になると、体力はなくなる、集中力も続かない、気が短い人はより短く、決断力がない人はよりノラクラと。この同年のメンバー四人(と四十代、三十代のイケメンサポートメンバー)が揃って練習をみっちりやってるのかと思うと、こう、なんというか、しみじみとぐっと来ます。短気で神経質な人はよりその傾向が強くなってるだろうし、揃って練習とかすごく大変そうだ……。つきあい長いから大丈夫なのかな、その辺はもう他の人たちには計り知れないのだと思う。

自分が中学生の時の同級生とバンド、もしくはなんか一緒に仕事をしているとしたら、と想像してみようと思ったけど、全然想像がつかない。とにかくすごく昔!ということしか。ベースの成ちゃん以外は中学生の時に始めた「エレファントカシマシ」以外のバンドに参加したことがないという事実にも驚く。最初に就職した会社に定年までずっといる、というのならともかく、これはバンドだし。そもそも中学生の時からっていうのが。もう自分が生まれた時からの実家の家族よりも、結婚してから出来た自分の家族よりも濃い関係でお互いが自分の体の一部みたいな感じなんじゃないか。こんなに替えがきかないという状態もそうそうないような気がする。替えがきかないところは大きな魅力で、かつ、少し不安。でも不安に思っても仕方ないので、体に気をつけてほしいなあと思うのみ。

高校生の時に作った曲も来月発売になる新曲も同じ密度で演奏してて、こんなに長く続いているバンドのファンになったことないから、他に比較対象がない。とにかく奴隷天国のラストで突然パイプ椅子に駆け上り、バッ!と飛び降りて終わったのとか。あのタイミングのすごさ!毎回書くべきことはたくさんあるんだけど、びっくりしたところばかり書いてしまうな。二部の畳みかけ方はほんとすごかった。四月から始まったツアー、そろそろ疲れて声が出なくなったりしてもおかしくないなと思ってたけど、そんなこと思って正直ゴメン、でした。一緒に行ったSさんも気に入ってくれてうれしかったので、帰りにカレーを食べていろいろ話をしました。気に入ってくれてよかったー。(まだ言ってる)

成ちゃんの実家が大きい下町のお風呂屋さんで、こう、富士山の絵がドーンと描いてあって…という話があったので、これを貼っておきます。ドーン!

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