おにぎり山

こころおきなく長文で

今日は一日に何回か、このブログのことを思った。出来たばかりのブログ。生まれて始めてのブログ。ブログに限らず、どのSNSでも初めて登録した時には自分との距離感がよくわからないじゃないですか。用もないのにのぞいたり、もしかすると誰かが何か書いてるかも、とか思ったりして。そして、書いてあるかも!とちょっとワクワクしながら見てみたら、「なんも書いてなかった……」と軽くしょんぼりしたり。登録したばかりのSNSのことを思って、ちょっと自意識過剰になったり。
ニフティのフォーラム、数々の草の根ネット、メーリングリストなどの初期を思い出すとずっとそんな感じで。だんだんあとになると耐性もついて、「別にそんなに気にしてるわけじゃないし……!」とツンデレみたいなことを思うようになった。この自意識セットの距離感の妙な感じ、恋愛初期の相手のことばかり考えてるけど、しばらくすると落ちついて来て、日常に戻っていく感じ。そういうのに似ているなーと思った。ネットに気を取られてることを全然気にせず公言する人、見られている読まれている、と思うあまりに「何も書けなくなった」という知り合いは多い。世の中の人はもっと「ごはんおいしかった!」とか思ったことをそのまま書いてるだけなんだと思うけど、私の周りは音楽を作ったり絵や文章を描いたり書いたりの人が多いので、下手なことは書けないとかなのかもしれない。あるいはそんなに難しい話でもなく、取引先の人が読んだらどう思うかな、とかかもしれない。やっぱり本名でやってるというのは身動きがとりずらい部分は大きいですよね。

私はあまり考えないで書いちゃうけど、やっぱり、あとで何かを言われたりすると軽く凹んでしばらく書かなくなる。こういうことを書くとまた何か言われるなーとか。弱気な時は大人しくしていて、元気になってくると、別に何言われたって気にしなければいいじゃん、とか思っている。気にしなければいい、とか言っても絶対気にするんだけど。と、このように上り下りが多少ありつつも、総合的に見るとだいぶ文章を書くのが好きみたいだった。

今こうやってこのブログにせっせと書いていると、きっとその分、facebookTwitterの投稿数は減ると思う。それが狙いなので良い。全く問題ない。

5年前に付き添いで病院にいた時にはこれらのSNSとタンブラーにも長文を書いていた。あれ、ほんとは写真貼るところなのかもしれないんだけど、文章を長く書いたら大丈夫だったので、書いた。読んでいる人は本当に少しだけだったので、書きたい放題だったけど、別に何かを暴露するでもなし。何も問題は起きなかった。タンブラーは当時の心境を反映していて、今、ゆっくり見返すのは少しつらいところがあった。直接的な子の病気の話はとくに書いてない。むしろ別なSNSの方に細かく書いていた。いちばん詳細なことを書いていたのはGoogle+で、読んでいる人がものすごく少なかった。だから、病院で起きた色んなこと。起きたというか、起きてる最中のことをずっと書いていた。あまりに辛い状況だったので、パソコンでカタカタやって文字にしていると、少しは客観的に見られるのがよかった。軟禁のような状態だったけど、友人達が読んでコメントくれることで断絶を感じなくて済んだ。その多くの投稿は後日なんとなく消しちゃったけど。特にやばいことが書かれていたわけでもなく、フツーの話なんだけど、書いた本人にしてみると、ちょっと夜中に書いたラブレターを朝読んで、げっ!みたいな感じがあった。他人から見てどうということよりも完全に自分だけの問題です。

ブログという言葉を聞いた時のことはよく覚えている。会社の社長が、「あのさー、ブログって知ってる?」「ブログ?」「なんかウェブログの略らしいんだけど」「ウェしか略せてないね」「こういうのなんだけど」(見せる)「ホームページとは違うの?」「うーん」という会話をした。

既に書いたりする場を多少なりとも持っているところにブログが登場したので、ずっと気にはなっていたけど、別に今さらなあ、という感じだった。

ある程度クローズドの方がいろいろ書きやすいし、とか思ってた。でも最近はクローズドはクローズドで面倒くさく、具体的な顔が浮かぶだけに書きにくい。facebookとか知ってる人ばっかりだし、Twitterは適度に知ってる人と知らない人がいるけれど、文字制限があるし。たくさん書くとヒマ人だな、と思われてるんじゃないかと思ったりした。私は書くのが早いので長文でもそんなに時間掛からないのです……って誰に向かって弁解しているのだろう。

これで1891文字くらいか。文字数が表示されるのもすごくいい。

ずっと気になっていたけど、なんとなく接点のなかったブログの良い所を探している。まだぜんぜん知らないところばかりだから、こちらも新鮮でわくわくしている。ちょっとした良いところでも、すごく良く感じる。facebookにだっていいところはたくさんあったはずなのに!古い畳とか古女房みたいな扱いで申し訳ない。今は新鮮なブログも、だんだんと「こんなことも出来ないなんて」とか「広告がウザイ」とか色々ケチをつけることが予想される。いろんな新しいネットワークサービスにケチをつけつづけて、早20年が経ちました。とりあえず、今の段階ではたくさん書けるからいいな。

運営側の人からしたら「たくさん書けりゃいいのかよ!使い勝手とかデザインとかは!」と言われてしまうかもしれないが、まだそこまでよくわかんないから、たくさん書けるところを評価させていただきました。色々なことに門外漢の私でもなんとなく使い方がわかるところも素晴らしいです。

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